11月25日の発表を待つことなく、JD.comで「OPPO Reno 7 5G」と「OPPO Reno 7 Pro 5G」が発売されてしまった。既に仕様も明らかになっており、発表イベントとはなんなのかという状況だ。
OPPO Reno 7 Pro 5Gのスペック
いろいろな噂があったが、結局「Reno7 Pro 5G」のSoCはMediaTek Dimensity 1200-MAXだ。Dimensity 1200のカスタムバージョンということだろう。8GBまたは12GBのRAMを搭載している。バッテリーサイズは4,500mAhで、32分でフル充電に達する65W高速充電に対応している。
背面カメラは50メガピクセル(5000万画素)のメインカメラ、13メガピクセル(1300万画素)の光学2倍望遠カメラとポートレートカメラ、64メガピクセル(6400万画素)の超広角カメラという構成だ。
画面サイズは6.55インチ。リフレッシュレート120Hz、解像度フルHD+のAMOLEDだ。
特筆すべき点は7.45mmという薄さだ。薄いにもかかわらず、くるみを叩き割ることが可能な硬さをアピールしている。筐体はプラスチックではなく、セラミックであるらしい。この薄さだと排熱問題が気になるところだが、Dimensity 9000の発表に際してMediaTekは「熱問題を抱えているのは1社だけで、うちではない」とコメントしているので、きっと発熱などしないと信じたい。
ちなみにJD.comの仕様を見ても、外形寸法の詳細など細かいところだけ「イベントで」とふせられていて不明だ。意味がある伏せ方なのかは、日本人の感覚では理解し難い。
価格も仮価格で不明である。
And I like to smash walnuts with OPPO Reno7 Pro🙄 pic.twitter.com/Sferrf92od
— Ice universe (@UniverseIce) 2021年11月22日
OPPO Reno 7 5Gのスペック
「Oppo Reno7 5G」の画面は、フルHD+のAMOLEDディスプレイという点は共通だが、リフレッシュレートは「Pro」の120Hzから90Hzにダウングレードされている。バッテリーも4,500mAhという容量は「Reno7 Pro 5G」と同じだが、充電速度については60Wにダウングレードされている。
SoCにはクアルコムのSnapdragon 778Gが採用されている。8GBまたは12GBのRAMを搭載する。背面にはトリプルカメラがあり、64メガピクセル(6400万画素)のメインカメラ、16メガピクセル(1600万画素)の超広角カメラ、2メガピクセル(200万画素)の深度センサーという構成だ。「Pro」に存在する望遠がないというよくあるパターンだが、広角もかなりダウングレードされている。
数字だけ見るとメインカメラは「Pro」の50メガピクセルに対して、「Reno7 5G」は60メガピクセルと一見グレードアップしているようにみえるが、センサーの性能がちがうのだろう。虚仮威しの数字ばかりアピールするより好感が持てる。
「Oppo Reno7 5G」は「Pro」よりほんのわずかに厚いが、それでも厚さ7.59mmとかなり薄い。
価格はいまのところ不明。
特殊な背面加工
背面は一見すると一昔前の中国製スマートフォンで流行った金属のヘアライン加工にみえるが、セラミックであるらしい。高級感があり軽くて耐久性の高いカラーセラミックプレートを使用することで、軽さと薄さを実現しているようだ。
オッポは過去にも初代「OPPO Reno」で高級感のあるすりガラス素材を背面に用いるなど、特殊な背面素材で画像からは伝わりづらい高級感を演出してきた。一見プラスチック風に見える今回の「Oppo Reno7 5G」も、いまから実物を手にするのが楽しみで仕方がない。
発表イベントは11月25日に行われる。
source:JD.com