シャオミは本日プレスリリースを発表し、ソフトバンクおよびオープンマーケット向けに5G対応エントリーモデルのスマートフォン「Redmi Note 10T」を4月中に発売することを明らかにした。ソフトバンク版は4月22日(金)、その他は4月26日(火)に発売される。価格は3万4800円で手頃だが、シャオミは近く「Xiaomi 12 Lite」を発表する可能性が高い。「Redmi Note 10T」がお買い得かどうかは「Xiaomi 12 Lite」の価格次第だろう。
Redmi Note 10Tの特徴
「Redmi Note 10T」はIP68の防水・防塵とFeliCaに対応している。画面サイズは6.5インチ。リフレッシュレート90Hzの液晶ディスプレイを採用。バッテリーサイズは5,000mAhで5Gにも対応している。背面カメラはデュアルカメラ構成で、50メガピクセル(5,000万画素)のメインカメラと2メガピクセル(200万画素)の深度センサー。前面カメラはシングルカメラで8メガピクセル(800万画素)だ。
SoCはクアルコム製のSnapdragon 480 5Gで頼りない。RAMは4GBと最低限。ストレージは64GBで、最大1TBのmicroSDXCメモリーカードスロットに頼ることになるだろう。重量も198gと、エントリーモデルにしてはかなり重い。90Hzのリフレッシュレートも、いまや120Hzが当たり前になりつつあるので見劣りする。
まさにエントリーモデル
シャオミ自身が認める通り、「Redmi Note 10T」はまさにエントリーモデルだ。シャオミといえば安くてカタログスペックがいいというイメージがあるが、本機はIP68の防水・防塵とFeliCaに対応しているという以外、3万4800円という価格を正当化できるスペックには見えない。「実質0円」のための弾という感が拭えない。
先日発表された「moto G52」が249.99ユーロ(約3万4200円)と同価格帯で日本で発売される可能性があることを考えると、お買い得感には欠ける。
Xiaomi 12 Liteを待つべきか?
「Xiaomi 12 Lite 5G」はフレッシュレート120HzのAMOLEDを採用し、SoCはクアルコム製のSnapdragon 778G、RAMは6GBまたは8GB、ストレージは128GBまたは256GBと噂されている。背面カメラは64メガピクセル(6400万画素)のメインカメラ+超広角8メガピクセル(800万画素)+マクロカメラ5メガピクセル(500万画素)。前面カメラは16メガピクセル(1600万画素)といわれており、まさに「Redmi Note 10T」を圧倒する可能性がある。
もちろん「Xiaomi 12 Lite 5G」より高いだろうし、日本で発売されない可能性もある。しかし、お買い得感がない「Redmi Note 10T」を慌てて購入することはないように思える。はっきり書いてしまうと「自分なら0円でも買わない」だろう。
Redmi Note 10Tのスペック
カラー |
アジュールブラック ナイトタイムブルー レイクブルー |
画面タイプ | TFT液晶 |
ディスプレイサイズ | 6.5インチ FHD+ |
解像度 | 2400 x 1080 |
SIM | nanoSIM/eSIM |
OS | MIUI13(Android11ベース) |
チップセット | Snapdragon 480 5G Mobile Platform |
カード挿入口 | microSDXC(最大1TB) |
メモリー(RAM)/ストレージ(ROM) | 4GB/64GB |
背面カメラ |
約5,000万画素/F1.8値(メイン) 約200万画素/F2.4値(深度) |
ビデオ | 1080p 1920x1080 | 30fps 720p 1280x720 | 30fps |
前面カメラ | 約800万画素 |
センサー | 近接センサー,周囲光センサー,加速度計,ジャイロスコープ ,電子コンパス,コイン振動モーター,赤外線 |
オーディオ3.5mmジャック | ○ |
生体認証 | 指紋(側面)/顔 |
Bluetoothバージョン | 5.1 |
防水/防塵 | IPX8/IP6X |
おサイフケータイ | ○ |
NFC | ○ |
5G | ○ |
4G・LTE | ○ |
無線LAN規格 | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac |
寸法 | 約163mm × 約76mm × 約9.0mm |
重さ | 約198g |
バッテリー | 5000mAh |
充電 | 18W 急速充電 |
ポート | USB Type-C |
アクセサリー
ソフトバンクの新商品「Redmi Note 10T」(Xiaomi製)向けのアクセサリー5アイテムが2022年4月22日の発売に合わせて、SoftBank SELECTION 取扱店(一部店舗を除く)およびSoftBank SELECTION オンラインショップ、PayPayモールで発売される。
発売されるのは耐衝撃・抗ウイルス・抗菌Stand Flip(スタンドフリップ)、リ・クレイン超強保護ガラス、極薄保護ガラス等。
source:シャオミ
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