モトローラは中国の通信事業者チャイナ・モバイルを通して、新スマートフォン「moto g51 5G」を発表しました。クアルコムの新SoC「Snapdragon 480+」を搭載したはじめてのスマートフォンです。モトローラのスマートフォンは日本でも販売されることが多いです。前年モデルの「moto g50」と比べ、どの程度進化したのでしょうか。
(2021年11月19日追記:欧州でも発表されました。)
moto g51の特徴
「moto g50」と比較して「moto g51」は、より効率的なプロセッサーや高速になった5Gネットワーク、高解像度のリフレッシュレート120Hzのディスプレイ、50MPのカメラが特徴となっています。バッテリーサイズは「moto g50」と同じ、比較的大容量の5,000mAhです。充電速度も10Wと速くはありません。メモリ8GBでストレージ128GBのモデル1種類のみです。
解像度HD+のIPS液晶ディスプレイという点は「moto g50」と同じです。ですが、ディスプレイは「moto g50」の6.5インチから6.8インチにより大きくなっており、リフレッシュレートも90Hzから120Hzにアップ。タッチサンプリングレートは240Hzと、確実に性能が向上しています。ゲームや画面のスクロールで大きくちがいが現れそうです。
背面カメラは、「moto g51」の48MPから50MPのメインカメラになりました。8MPの超広角、2MPの深度センサーとあわせたトリプルカメラです。「moto g51」にはなかった超広角に対応しています。代わってマイクロカメラがなくなりましたが、マクロ撮影やナイトモード、スマイルキャプチャなど一通りの機能は備えているようです。前面カメラは画面上部中央のパンチホールですが、詳細は不明です。
ステレオスピーカーを搭載。3Dドルビーサラウンドに対応しています。OSはいまのところ中国向けにカスタマイズされたAndroid 11で、MY UI 2.0です。
moto g51 5Gのスペック
プロセッサー:Qualcomm Snapdragon 480+
オペレーティング・システム:Android 11
RAM:4GB
ストレージ:64GB
バッテリー容量:5000 mAh
充電:10W充電
ディスプレイサイズ:6.8インチ
アスペクト比:20:9
解像度:FHD +(2400 x 1080)
ディスプレイ:LCD、リフレッシュレート120Hz
寸法:170 x 77 x 9 mm
重さ:208g
筐体:プラスチック
防水:IP52
オーディオ:3.5mmオーディオジャックとUSB-Cポート
背面カメラ:メインカメラ50MP(1 / 2.76 " ƒ/ 1.8)、広角8MP(ƒ/ 2.2)、マクロ2MP(ƒ/ 2.4)
前面カメラ:13 MP(ƒ/ 2.2)Wi-Fi:802.11 a / b / g / n / ac、2.4 GHz | 5GHz
2G:GSM2/3/5/8
3G:WCDMA1/2/5/8/19
4G:LTE1/2/3/5/7/8/18/20/26/28/32/38/40/41/42/43
5G:n1 / n3 / n5 / n7 / n8 / n20 / n28 / n38 / n40 / n41 / n77 / n78
価格など
価格は1499元(約26,600円)です。
今回の発表は、モトローラの親会社であるレノボとチャイナ・モバイルが共同で催したイベントの中で行われました。「moto g51」は現在のところ、中国チャイナ・モバイルでの取り扱いとなります。
日本でも発売されるのかといった詳細は不明ですが、「moto g50」はモトローラ・モビリティ・ジャパンの公式ストアで32,800円でしたから、発売されれば同じぐらいの価格に落ち着きそうです。「moto g50」は公式ストアのほか、家電量販店やECサイト、MVNO各社でも取り扱われていました。
あまりお買い得感は感じない価格ですが、ミドルスペックのスマートフォンで120Hzのリフレッシュレートに対応している点は珍しいかもしれません。MVNOでの取り扱いがあれば、キャンペーンや割引でお得に買えるモデルになる可能性もあります。発売されるのであれば「moto g50」では非搭載だったおサイフケータイにも対応してほしいところ。続報を待ちたいと思います。
source:Weibo