サムスンの新たなAndroidタブレット「Galaxy Tab A8」が発表された。「Galaxy Tab S」シリーズと比べて機能と価格を抑えた廉価版タブレットという位置づけだ。Androidタブレットではもっとも競争の激しい10インチクラスとなる。
Galaxy Tab A8の特徴
サムスンは本機の特徴について、つぎのように述べている。
マルチアクティブウィンドウを使うことで、画面を分割して2つのアプリケーションを並べて使うことやポップアップウィンドウを追加して使うことも可能。よりシンプルでパワフルなマルチタスクを実現します。授業中にクラスメートとのチャットやメモ、プレゼンテーションの閲覧を同時にこなせます。また、ウェブ閲覧中に現在のウィンドウからリンクを横にドラッグするだけで、画面分割が可能です。より直感的なウェブページ閲覧を実現するため、ドラッグ&スプリット機能により自動的に2つ目のブラウザウィンドウを開きます。
Galaxy Tab A8は、強固なインタラクティブ教育コンテンツと便利なペアレンタルコントロールを提供します。保護者が自宅や外出先でも、子供に安全かつ魅力的な学習環境をあたえることができます。
遊び心のあるアイコンや配色でホーム画面をカスタマイズできるので、子供たちは楽しくて個性的なタブレット体験を楽しむことができます。
そのほか「スクリーンレコーダー機能」をアピールするなど、サムスンが教育用途での利用をターゲットにしていることがうかがえる。
コロナによる遠隔授業の増加などを考慮した上での戦略なのかもしれないが、個人的には「非力なAndroidタブレット=教育用途」という安易な宣伝が近年増えていることには異論がある。ハイエンドなゲームをするには非力だから教育用として子供に与えるのに丁度いいだろう、ということだろうが情弱な親を騙して購入させようという下心しか感じない。
ビジネス用途でAndroidは使いづらいというのも、Androidタブレット=教育用途という図式を強化している気がする。要するにタブレットとして使うには、AndroidというOSが欠陥品なのだ。あくまで個人的意見だが、安いAndroidタブレットを買うのであればChromebookを買うほうがいいと思う。
Galaxy Tab A8の仕様
Galaxy Tab A8 | |
画面 | 10.5インチ 1920 x 1200(WUXGA)TFT |
OS | Android 11(One UI 3.1) |
寸法 | 246.8mm x 161.9mm x 6.9mm |
重さ | W i-Fi / LTE:508g |
カメラ | リア:8メガピクセル
フロント:5メガピクセル |
メモリー | 3GB+32GB
4GB+64GB 4GB+128GB microSD(最大1TB) |
SoC | オクタコアプロセッサ、2GHz |
バッテリー | 7,040mAh(15Wアダプティブ高速充電をサポート) |
接続 | LTE
Wi-Fi 5(802.11 a / b / g / n / ac) Wi-Fi Direct、Bluetooth V5.0 |
カラー | グレー、シルバー、ピンクゴールド |
コネクタ | Type C USB 2.0、3.5mmイヤホンジャック |
センサー | 加速度計、コンパス、ジャイロ、ライト、ホールセンサー |
GPS | GPS + GLONASS、Beidou、Galileo |
オーディオ | クワッドステレオスピーカー、Dolby Atmos |
セキュリティ | Samsung Knox、顔認識 |
付属品 | ブックカバー、クリアエッジカバー、保護スタンディングカバー |
価格と発売日
欧州では12月下旬より販売開始。米国など他の地域では2022年1月に販売開始予定。日本での販売は不明。
モデル | 価格 |
3GB+32GB Wi-Fi | 229ユーロ(約29,500円) |
4GB+64GB Wi-Fi | 259ユーロ(約33,300円) |
4GB+128GB Wi-Fi | 309ユーロ(約39,800円) |
3GB+32GB LTE | 279ユーロ(約36,000円) |
4GB+64GB LTE | 309ユーロ(約39,800円) |
4GB+128GB LTE | 359ユーロ(約46,300円) |
source:サムスン