日本でもauなどで販売されているサムスンの「Galaxy A32 5G」の新型となる「Galaxy A33 5G」のデザインについて、Onleaksと91mobilesがCGレンダリング画像を作成し、公開している。
「Galaxy A32 5G」と比較して、一見してわかるのはカメラユニット部分がフラットなデザインから、隆起した厚みのあるものに変わっていることだろう。「Galaxy A32 5G」の厚さが9.1mm(カメラレンズ部のみ10.1mm)に対し、「Galaxy A33 5G」の厚さは8.1mm(カメラユニットが9.7mm)となっている。カメラユニットに厚みをもたせた分、本体部分を薄くすることに成功している。
その他にも外形寸法が164.1mm x 76.1mm x 9.1mmだったものが、159.7mm x 74.0mm x 8.1mmと小型化しているのがわかる。画面サイズも6.5インチから6.4インチに小さくなっている。低性能な割に209gという凶悪な重さだった「Galaxy A32 5G」が小型化で少しでも軽くなることを願いたいものだ。最悪なのは、上記画像でもアピールしていたバッテリーもちの良さが小型化=バッテリーも小型化することで「なんの取り柄もないスマートフォン」に成り下がることだが、いまのところバッテリーサイズなどの情報はない。
小さくなるディスプレイに関して「Galaxy A32 5G」は、ISP液晶ですらないTFT液晶で解像度も720 x 1600 (HD+)と粗悪なものだった。とても今年発売されたスマートフォンとは思えない仕様といえる。この粗悪だったディスプレイについて、91mobilesは解像度がフルHD+のSuperAMOLEDディスプレイになることを期待しているようだ。薄型化していることから、AMOLEDディスプレイの採用はありそうな話ではあるが、正直なところいきなりそんなグレードアップは、夢を見すぎではないだろうか。
薄型化に関して、3.5mmオーディオジャックがなくなることも示唆されている。大して薄くなるわけでもないのに、こういうところだけ改悪するのもいかがなものだろうか。
色についてはオレンジ、ライトブルー、ブラック、ホワイトの4色が用意されるという。そのほか、スピーカー、マイク、USB Type-Cコネクタ、音量ボタン、電源ボタンが360度画像から確認できる。SIMカードトレイは電話の下部にある。
デザインについていえば、先日話題になった新スマートフォン「Galaxy A53 5G」とよく似ている。というか、その元となった「Galaxy A52 5G」とよく似ている。ファーウェイのように同じ筐体を使いまわしているのではないかという気さえする。あまりに同じデザインにしてしまうと、購入するユーザーにも混乱を招きかねないし、なにより購入意欲が削がれるように思うのだが、どうだろうか。
※2021/12/02追記
サムスンは来年以降発売される「Galaxy A33」以上のスマートフォンを防水にする方針。「Galaxy A33 5G」が防水対応になることが明らかになった。等級などは不明。
また、射出成形と塗装の回数をそれぞれこれまでの2回から1回に減らすなど、製造工程を簡素化するようだ。
クアッドカメラで5Gに対応しているとはいえ、酷いディスプレイなのに31,190円と割高感があった「Galaxy A52 5G」に対して、どれだけスペックアップしているかが注目だ。
source:91mobiles